一般的に、雨漏り保証の内容や期間はどのようになっているかご存知ですか?新築時やリフォーム時の保証とそれに関する注意点などを調べてみましょう。
- 【新築の場合】
- 新築時の雨漏り保証の期間は、住宅瑕疵担保履行法で定められており、その期間は引渡し日より10年とされています。また、その内容・範囲は、屋根、外壁、窓となっています。この法律では、雨漏りの他に構造耐力上主要な部分も含まれており、新築住宅を供給する全ての事業者に義務付けられています。しかし、ここで注意しなければならないのは、住宅の引渡を受けた後に増築やソーラパネルの設置などの工事を加えた場合、その時点でこの法律の保証対象から工事を加えた部分が外れることです。従って、新築後にソーラパネルを設置した場合、屋根の雨漏り保証はソーラパネルの設置業者に移ります。しかし、設置業者によっては、保証を明確にしていない場合もありますので注意が必要です。
- 【リフォームの場合】
- 屋根をリフォームした場合は、先の住宅瑕疵担保履行法の適用は受けず、民法の瑕疵担保責任による、引渡し日より1年の保証となります。これは、リフォーム工事の契約書の有無によらず適用されます。ただし、施工業者がリフォーム瑕疵保険に加入している場合は5年の雨漏り保証があるため、契約時に確認しておくことを勧めます。